こもれび
睡眠0歳の親向け

新生児の睡眠パターンを知ろう

赤ちゃんの眠りには大人とは違うリズムがあります。 夜泣きや細切れ睡眠に悩む方へ、月齢別の目安と安全な睡眠環境について整理しました。

月齢別の睡眠時間の目安

0〜1ヶ月
合計 16〜18時間

2〜3時間おきに目覚める。昼夜の区別がまだない

授乳のたびに起きるのは正常です

1〜3ヶ月
合計 14〜17時間

少しずつ夜の睡眠が長くなる(3〜4時間連続も)

昼夜のリズムが徐々にできてきます

3〜6ヶ月
合計 13〜15時間

夜に5〜6時間続けて眠れる子も。昼寝は3〜4回

生活リズムを意識し始めるとよい時期

6〜12ヶ月
合計 12〜14時間

夜通し眠れる子が増える。昼寝は2回程度に

夜泣きが始まる・再開する子もいます

※ 睡眠時間には個人差があります。目安として参考にしてください。

夜泣きの原因と対処法

夜泣きは多くの赤ちゃんに見られる自然な現象です。 原因がはっきりしないことも多く、「何をしても泣き止まない」のは珍しいことではありません。 自分の対応が悪いのでは、と思う必要はまったくありません。

1

空腹

特に新生児期は胃が小さく、頻回の授乳が必要です。成長とともに間隔は広がります

2

おむつの不快感

濡れたおむつが気になって泣くことがあります。確認してあげましょう

3

室温・着衣の調整

暑すぎ・寒すぎで不快になることがあります。背中やお腹を触って確認するのがコツです

4

睡眠サイクルの未成熟

赤ちゃんの睡眠サイクルは約50分と短く、大人(約90分)より頻繁に浅い眠りの段階が訪れます

5

成長・発達の変化

寝返り・はいはいなど運動発達の節目や、歯の生え始めの時期に夜泣きが増えることがあります

6

分離不安

6ヶ月頃から親の存在を強く意識し始め、離れると不安で泣くことがあります

親の睡眠を確保するコツ

赤ちゃんが寝たら一緒に休む

家事は後回しにして、赤ちゃんの昼寝に合わせて仮眠をとりましょう。15〜20分の仮眠でも疲労回復に効果があります

夜間の交代制を検討する

パートナーと交代で対応する時間帯を決めておくと、まとまった睡眠を確保しやすくなります

完璧を目指さない

赤ちゃんが泣くのは自然なこと。すべてを即座に解決できなくても、自分を責める必要はありません

頼れるものは頼る

家族・自治体の産後ケア・ファミリーサポートなど、使える支援を遠慮なく活用しましょう

カフェインの摂り方に注意

授乳中のカフェインは1日200〜300mg(コーヒー2杯程度)まで。午後以降は控えると自分の睡眠の質も上がります

安全な睡眠環境(SIDS予防)

SIDS(乳幼児突然死症候群)とは

それまで元気だった赤ちゃんが、主に睡眠中に予兆なく亡くなる疾患です。 日本では年間約60〜80例が報告されています。 原因は完全には解明されていませんが、以下の対策でリスクを大きく下げることができます。

1

仰向けに寝かせる

1歳になるまでは仰向け寝が推奨されています。うつぶせ寝はSIDSリスクを高めます

2

硬めのマットレスを使う

柔らかい寝具は窒息のリスクがあります。ベビー布団は硬めのものを選びましょう

3

顔の周りにものを置かない

枕・ぬいぐるみ・ブランケット・バンパーなどは赤ちゃんのそばに置かないようにします

4

適切な室温を保つ

室温は20〜22度が目安。厚着させすぎないよう注意しましょう

5

同室別床が推奨

親と同じ部屋で、赤ちゃん専用のベビーベッドに寝かせるのが最も安全とされています

6

禁煙環境

受動喫煙はSIDSの大きなリスク因子です。家庭内・車内は完全禁煙にしましょう

7

母乳育児も予防に寄与

母乳育児にはSIDSリスクを下げる効果があるとされています。ただし、母乳でなくても他の対策をしっかり行えば大丈夫です

出典・参考情報

  • [1]厚生労働省. "乳幼児突然死症候群(SIDS)についての対策について."
  • [2]日本小児科学会. "乳幼児の睡眠に関する提言."
  • [3] American Academy of Pediatrics. "Safe Sleep Recommendations." Pediatrics. 2022.
  • [4]国立成育医療研究センター. "赤ちゃんの睡眠 Q&A."

免責事項: 本ページは一般的な情報提供を目的としており、医療アドバイスに代わるものではありません。 赤ちゃんの睡眠について心配なことがある場合は、かかりつけの小児科医にご相談ください。